少年の棘

酷く体が重かった。目を覚まし、まずそのことに辟易する。 あれほどの高さからダイブしたのだ。もとより力のない自分に、レビテーションは負担がかかりすぎるのは解っていたのに。 (無理をしすぎた) そう自嘲してシンは瞳を瞑る。 ...